吉祥寺に個人スタジオを構えた理由

練馬で1年間デザイン修行を行いました。

とても快適な生活で、シェアハウス住人の方々との交流も進み、落ち着いて生活できていたのですが、2023年3月に転居を決意しました。

なぜ、転居を決意したのかを働き方の点からご紹介していきたいと思います。

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作業環境を整えたかった

1番の理由はこれです。

作業環境、つまりイスやデスクなどが体に合わず、このまま仕事をするのは厳しいかなと思うようになったことです。

備え付けの備品だったので、処分もできないし、新しいものを導入すればスペースがとられます。

ですので、思い切って引越ししよう!ということになったわけです。

ではどこに引っ越すか。

んー、色々悩みました。

Webデザインの仕事をとるなら、都内山手線内にアクセスしやすいところが一番です。

でも家賃が高いし、X-gardenよりも割高になったら意味ないし・・・。

いろいろ考えて、物件探しを行なった末に辿り着いたのが吉祥寺でした。

33年ぶりの吉祥寺移住

部屋探しにはやはり苦労しました。

これは昨年の経験もありましたから、物件のターゲットを絞るまではスムースに行くのですが、やはり審査の段階で苦労しました。

一時は東十条で高層階のいい物件があったのですが、審査が通らなくて撃沈も・・・。

ダメ元でsuumoを検索して、昔住んでいた吉祥寺で検索したら、奇跡の1物件があったのです。家賃も安く、駅近で好都合。

早速問い合わせたところ、すぐ内覧できるということで出かけて契約することに。古い物件でしたが、内装をリニューアルしたばかりで審査もおそらく大丈夫だろうということでした。

4階建の最上階角部屋。エレベーターなしで私のデザイナー生活はスタートすることになったのでした。

回遊性がすばらしい街、吉祥寺

吉祥寺は33年前の大学生時代に2年間住んでいた街でした。

当時から23区とはちょっと違ったオシャレさはありましたが、今ほど住みたい街No1になるまでの人気というほどではなかったと思います。

当時、自分は渋谷の大学に通っていたので、井の頭線始発で座って通えることにメリットを感じていたのが住んでいた理由でした(ロッカーだった私は本当は高円寺にあこがれていました)。

33年ぶりの吉祥寺は街中のお店は大きく変わりましたが、町割りだったり醸し出す雰囲気は以前と同様変わらない雰囲気でした。下見で訪れた時思わず「ああーなつかしいな、変わらないなー」と思ったくらいですから。隣の三鷹や武蔵関、立川の激変ぶりと比べたら、吉祥寺は程よく昔の名残を残して進化している感じだったのです。

そして、吉祥寺の楽しさは、街の回遊性にあります。

いわゆる街ブラで散歩をしていても、道が広く、歩行者に優しく所々にベンチがせっちされていたりして、とても心地いいのでした。

自宅マンションはヨドバシカメラの裏手でかつては近鉄百貨店があったところで、以前はあまり治安が良くない場所でした。通称「近鉄裏」といわれる怪しいお店が集中していたところでしたが、図書館ができたことでそうした風俗店は一掃され今では快適な本町1丁目になったようです。

フリーランスのWebデザインで稼ごうと思っていた自分にはピッタリの街でした。

なぜなら、自宅のスタジオで作業することが多くなるので、リフレッシュの散歩が快適であることと、オシャレな街並みにはデザインの参考になる広告や看板表示が沢山あったからです。デザインの参考書が街に溢れている感覚だったので、吉祥寺移住は大正解でした。

しかし・・・このとき、自分は大きな見落としをしてしまっていたのでした。

そう、土日の吉祥寺の街は平日とは一変し、大観光地と化すことを・・・。

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