PHP7エンジニアの登竜門となる資格PHP7技術者認定初級を受験し一発で合格しました。
資格試験に挑むのは、スキーのイントラ認定以来20年ぶりです。
そんな自分がどのようにして合格を勝ち取ったのかをお伝えいたします。
受験を思い立った理由
どうしてPHPの資格試験を受けようと思い立ったのか。
それは、短期間で集中すれば、合格に到達できる確率が他の言語に比べて高かったことが大きな理由です。
3月に、Javaの新人研修サブ講師の資格を得ました。しかし、登壇することを控えました。この時点でJavaから離れたかったこともあったかもしれないですね。
Javaもロジックを学んでいる時はとても良かったのですが、Webへの活用となるとSurvletやJSPなどの関連技術との連携が必要で、正直面倒だなと感じるようになりました。
反対に、PHPはHTMLとのつながりも強く、webに特化している言語だったことと、WordPressで使われていたので自分のスキルに直結すると思ったからでしょうか。
また、求職者訓練でPHPを扱い、訓練校から資格の取得を勧められたことも大きいですね。
そんなこともあり、PHPの資格を取るのがこの訓練期間での第一目標となりました。
以外に面倒だぞ?PHPは!
5月からの訓練開始に先駆けて、まずは問題集を買いました。WordPressを扱っていたこともあり、PHPは基本的な文法は押さえていましたが、体系的に学ぶのは初めてです。
第1章を眺めながら楽勝モードでいたのですが、2章あたりになってくると正当率がかなり怪しくなり・・・。
ん、これは自分はPHP何も知らないぞ・・・。
とうとう3日目あたりで最初の挫折を経験することになりました。
まず決定的にダメだったのが、変数の扱い。
Javaと違ってコンパイル不要のPHPは変数にいろんなものが放り込めます。
この感覚に慣れることが必要でした。
それから、関数が全く無知であったこと。
試験では定義済みの関数がたくさん出てきます。これらの用途を理解しないと合格の7割には届かないという現実を知ったからでした。
挫折を経験し、ほとんど前に進まないまま訓練の開始を待つことになったのでした。
ロードマップ
結局、問題集購入から合格まで約半年かかってしまいました。途中休止していた時間を除くと、集中して問題を解いて学習していた時間は2か月ほどでしょうか。
問題集自体は2か月ほぼクリアできるぐらいの力は付くかと思いました。ただ、その問題集にたどり着く前の前提としてPHPのロジックにどれだけ慣れているかが大事かと思います。
PHPが初めての人は、以下のような手順で進めるのが良いかと思います。
知識ゼロ状態で問題に当たっても何も得るものはありません。暗記だけしても試験ではボロが出ます。
まずは、プロゲートの無料部分でPHPとはどんな言語なのかをサラッと1回やりましょう!
ここで大事なのは、覚えようとしないことです。まずは体験とトレースでOKです。
プロゲートでPHPの雰囲気をつかんだあとのおすすめはpaizaラーニングです。こちらは無料部分もありますが、ぜひ2か月間課金してPHPの講座を全てやり切ることを勧めます。
理由は、オブジェクト指向まで含む体系的に学べること。試験ではクラスやコンストラクタなどが振るうに出題されるのでしっかり理解する必要があります。
問題集は3周すると合格が見える感じです。2周だとギリギリかな。
1周目…問題集にちっちゃい付箋を貼って間違えたところをマーキング。当たったところも偶然のところは別の色でマーキングすると良いです。
2周目…マーキングしたところを中心に解説をしっかり理解して進めるようにしましょう。
3周目…章ごとに正答率を意識して、繰り返して解いていきます。ここまでおそらく1か月以上問題集をやり込んでいるので正答率8割くらいはいけると思います。
14章の模擬問題…時間を測って試験と同じ感覚でやってみましょう。難易度的には本番を若干クセ弱にしている感じです。私はこれを2周しました。
この問題はCTB方式に慣れる意味がありますが、おそらく初めてやると大半の人が心折れることになります。
正直
”なんだこの難しさは!こんなの出たら太刀打ちできない!!”
私はこれまでの半年の苦労が何だったのか、そんな失望感を覚えてしまいました。
しかし、大丈夫です!
本番はこんなにひねっていません。逆にここで一つ一つの問題を分解する分析をしてほしいと思います。
ここで大事なのは、問題は時間とともに流れていくので、何度か繰り返して、問題を40問把握すること。そして、解答の解説がないのでAIを使って解説を自分でつくることです。私は10日で3周して試験に臨みました。
ここまでやれば、合格は目の前です。
本番の試験で注意すべきところをまとめます。
・意外とロジック問題が少ない→配点が高い可能性がある
・問題集にない5択の設問がある
・12章、13章などの問題も万遍なく出題される
PHP試験はおすすめ
受験費用は税込みで13,200円(2024現在)かかります。
正直、安くはないです。
ですので、失敗するとショックは結構大きいので試験中はそのプレッシャーと戦うことになりました。
実際合格してからは、PHPに自信をもって臨めるようになりました。
対外的にも自分はPHPの技術者だというアピールのポイントにすることもできるようになりました。
そう考えると、取得しておくことは損することにはならないかと思います。
とくにWordPressを扱うコーダー、フロントエンドエンジニアの人はおすすめの資格かと思います。