Webデザインスクールを選んだ理由

今回の記事では、プログラマーへの憧れが、なぜかWebデザインを選んでしまい、Webデザインスクールに入学してしまったその顛末についてお話ししたいと思います。

結果的には、とても良い経験をしただけでなく、ポートフォリオもつくれるようになり、その結果、Web業界に参入するきっかけになりました。

でも、時間とお金もかかりました。

その苦労も聞いてくださいね。

目次

独学からはじまったプログラミング

これって、ぜったいおかしいですよね。

プログラマー・エンジニアになるなら、最初からエンジニアスキルを学べばいいのに、なぜが自分はWebデザインの方向にいってしまったんです。

別に戦略的に行ったわけではありません。

ただ、エンジニアに一直線でいくことに大きな不安があったことは事実です。

55でエンジニアになりたいと思った時点で実は詰んでいるんですが・・・。

最初はみんなが通る、HTML,CSSのマークアップ言語から入ったんです。

でも当時はマークアップ言語という概念すらわからず、全てプログラミングだと本気で思ってました。

まあ、広義の意味ではプログラミングなんでしょうけど。

それに、HTML,CSSが書けなければ何もできませんからね。

Web制作とWeb開発の違いもわからなかったくらいでしたから。

ということで、独学からはじめてみました。

最初に買った技術書はこれ

画像がいっぱいあって、解説も読みやすく、始めやすいと思った本でした。

自分が買った時は、まだ初版本でしたが実際、約2週間ほどでひととおり写経して、サイトっぽいものをつくることができましたね。

でもflexboxとかでレイアウトをしていないバージョンだったのでちょっと大変でした(増補改訂版はそのあたりが改善されてるっぽいです)。

初めてパソコン上にWebサイトがつくれたもんだから、ちょっと得意になってしまって、

「これ、エンジニアいけんじゃね!?」

大いなる勘違いをしていた学習初期でした。

最初の試練がやってきた!

そして、何となくそれっぽいプロフィールサイトができるようになって調子に乗り始めた時、最初の試練がやってきました。

そうです。

JavaScript

普通にjQueryをやればよかったのに、何を血迷ったか、素のJavaScriptでモーダルとかスライダーとか実装しなければなどと考えてしまい、1ヶ月JavaScriptの初学者本にどっぷり浸かってしまったのでした。

選んだ本はこちら

最初に触れる1冊としたらとてもよくできている本だと思います。狩野さんの本はHTML本もそうでしたがとても初心者目線を大切にしていてありがたいのです。

それでも、自分には早すぎたのです。とりあえずjQueryでどんな動きが実装できるのかを理解してからやればよかったのに、「jQueryは終わった技術だ」とか「これからは素のJavaScriptで書けるようにならないと」とか、SNSでインフルエンサー達が言っていることを鵜呑みにしてしまったのでした。

jQueryはWeb制作では今でも立派に使われていますし、初学者ならそこから始めるべきです。そして、動きがわかったところで少しずつ置き換えていけばいいと今なら思いますね。

そして、ちんぷんかんぷんなまま一(ひと)月が過ぎ、プログラミングの奥深さに打ちのめされたのです。

「これはエンジニアどころではない、コーダーにもなれないぞ・・・」

と失望の淵をさまよってしまった感じです。

すると今度は、新しくWebサイトを作ろうとしても全く手が動きません。

あれだけマークアップ言語は学習したのに・・・。

一体何が足りないのか、自分で自問自答したのでした。

そこでわかったことがひとつだけありました。

オリジナルのコンテンツがつくれなければ、サイトはできない。これはデザイン力が必要だ!

という思考になったのです。

でも、これは間違っていないと思います。

独学すると。書籍ではすでに写真素材は準備されている状態ですから、どんなサイトが出来上がるかがイメージしやすいのですよね。

でも、実際のサイト制作は素材集めから始めなくてはならない。そのギャップに気づいたということです。この視点はとても大事かと思うのです。でも、書籍ではそのやり方に触れるものはありません。

そこで、自分は驚きの行動をとっちゃいました。

デジLIGとの出会い

何と、デジタルハリウッド by LIG への入学を申し込んだのでした。

あれっ、エンジニアは?

その時の自分の思考はエンジニアどころではなかったのです。

とにかくWebサイトを自分でつくれなければ、スタートラインにも立てない

そう考えていました。

実際、サイトをつくれるようになったのは、一つ潰しの効くスキルを獲得できたと思っています。

では、どうして、デジLIGを選んだのか?

その答えは、

「クリエイター」という言葉に魅せられたから。

おいおい、エンジニア目指してたんじゃなかったの?

いつの間にか目標が変わってしまっていたのも事実です。

結構ミーハーなので、デザイン力をつければ、自分もクリエイティブはエンジニアになれるかも、なんてちょっとキラキラした感じになったのでした。55のオヤジが・・・。

まあ、今となっては遠回りしたような感じかもしれませんが、結果的にはWebコーダーとしての仕事に就けたので、大きな保険になったと思います。

スタートラインに立って

8ヶ月あまり、デジLIGで学んでみて、ポートフォリオもつくって見たら、二週間後にエージェントからオファーがきてWeb業界で働くことができるようになりました。

教師を辞めた時の月額報酬は47万円。

今はその額にはまだ半分ちょっとという状態ですが、それでもやはり夢がありますね。

職種はWebコーダーということで、クライアントのWebサイトの更新と新規ページ作成を主にやっています。

丸っとサイト制作を請け負っているわけではないのですが、Web業界1年生の自分にとっては願ってもない仕事環境です。

古いWebサイトも実務で経験させてもらって、一気に過去の空白期間を埋めることができたような気がします。

職場の隣の島にはシステム開発部隊の方々がいらっしゃいます。

PHPを中心にCAKE PHPというフレームワークで会員管理昨日などの開発を進めていらっしゃいます。

そちらをチラ見しながら、いつかは自分も!というモチベーションで働きながら、プログラムの勉強を始めているところです。

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