求職者支援訓練のスタート

2024年5月17日、求職者支援訓練がスタートしました。 
これから半年間、上野のシステム開発会社が運営するスクールでPHPを中心とした実務訓練を受けることになりました。
プログラミングの学習もこれが最後だという思いで受講しています。
というか、もう資金が底をついてきた・・・。
今回はオリエンテーションまでの流れをお伝えします。

目次

求職者支援訓練とは

自分がこの制度の存在を知ったのは、2024年の2月の初め。
最初は、Javaの講師の準備の過程で、講師案件が落ち着いた後の仕事について色々ネットで調べているうちに偶然出会したのでした。
ハローワークでは、他にも職業訓練があることは知っていましたが、そちらは雇用保険の適用される人しか使えない制度です。
公務員退職の自分は雇用保険がかかっていないので、ハローワークのリスキリング関係のスクールは無縁のものだと思っていました。

それが、どうも岸田政権になって制度が柔軟になり、雇用保険が適用ならない人向けの訓練が始まったようなのです。
もっと早く知っていれば、IT講師養成講座にお金を出さなくてもよかったかもしれません・・・。
まあ、これも情報のアンテナが低かった自分が悪いのですが。

まあ、それはさておき、この求職者支援訓練の良いところは、雇用保険が適用ならない人の学習を救うだけでなく、条件が合致すれば、月10万円の支援も受けられるという特典もあるのです。
残念ながら自分は適用外だったので、経済的支援は受けられませんでしたけど、それでも半年にわたって朝から夕方までしっかりスクール形式でシステム開発を学ぶことができるというのはありがたいことです。

普通に考えても、プログラミングスクールで半年コースであれば、70〜80万円はかかってしまいます。
それがタダになるのですから。

当初はJava講師の案件が終わった7月から受講することを考えていましたが、3月にその案件を断わらなければならないメンタルの状態になってしまい、4月になって藁をもすがる思いで申し込みをしたのでした。

初めは学校見学から

求職者支援訓練は各地区のハローワークや労働局で申し込みを行います。プログラミング関連だけでも15近い数のカリキュラムが組まれており、どの講座を受講するかを自分で決めることができます。
WebデザインからWeb開発、インフラまでいろいろな講座を選ぶことができます。
そして、それらは毎月募集をしており、月によって講座内容や主催スクールが変動しています。

自分はWeb開発の講座の中からJavaかPHPで、チーム開発の演習がある講座をいくつかピックアップして学校見学をすることにしました。
学校見学は行かなくても申し込みはできますが、受講するにはスクールごとに面接を受けて選考を通る必要があります。人気のあるところだと、定員15名位に対して30名位に達することもあり、選考は必須になります。
私は新宿と赤坂で主催しているJava講座と上野のPHP講座の3つの見学会に参加し、そこから上野のPHP講座を申し込みました。3つとも定員はオーバーしていたようです。

面接がとても心配でしたが、何とか突破することができたのでまずはホッしています。

面接では、学校見学会での印象や受講の目的など多岐にわたる質問がありました。
見学会には絶対行くべきで、そこで質問することで顔を覚えてもらうことも大切だと感じたところです。

PHP講座を選んだ理由

自分が選んだ3つの訓練施設は全てチーム開発がカリキュラムに組まれているところでした。
スクールの中にはチーム開発ではなく、ポートフォリオ制作に重きを置いているところや企業実習を取り入れているところもありました。
ではなぜ、上野の講座を選んだかというと、開発演習が一番実務に即しているとみえたことです。

私は50代も後半の人間ですから、もうこの歳でチーム開発に入るのは無理だと自分で決めつけていました。
でも、ここの施設の担当のMさんは61歳で就職された人がいた話や即戦力となるカリキュラムを提示してくれていることが分かったからです。

たとえば、この施設ではローカル開発環境の構築にミドルウェアでVMWearを使います。普通初学者の学びにはもっと易しいソフトウェアを使うのですが、それらは実務では使いません。あくまでも実務で使うソフトを使って即戦力人材を育成していくというのがここのコンセプトでした。
このカリキュラムが50代の自分には一番マッチしていました。

「即戦力人材として就職できるかも」

そんな期待を抱かせる内容だったのです。

また、3月までJavaをある程度習得していたこと、Web制作でWordPressとの親和性を優先したことも大きかったです。
Javaは需要も多く大型案件もたくさんあるようなのですが、自分のこれからのキャリアを考えたときに、大きな案件にかかわるよりは、中小の小規模なところで重宝がられる人材としてアピールした方がいいのではと考えたからです。

今は、数年後にフリーランスも視野に入れて考えるようにしています。

申し込み、そして面接

ハローワークでの申し込みは4月19日、そして返す刀で上野に行き、スクールにも申し込みを出しました。
ハローワークでは受付をするのみで、選考はスクールにゆだねられているのです。
スクールへの申し込みは郵送でもよかったのですが、自分の年齢のこともあり、やる気アピールで面接を突破しようと思っていたので、直接持参して申し込み手続きを行いました。
(結果的にはこれが功を奏します。書類を受け取ってくれた方が、当日の面接官だったのです。)

4月25日、スクールの本社で面接が行われました。
オフィスカジュアル以上で、ということだったのですが、スーツで臨みました。
これも大正解でした。
カジュアル面談ではなく、ガチの面接でした。

時間にして15分ほど。聞かれた内容は7つ。

  • 当講座を選んだ理由
  • 仕事をする時に大切にしていることは
  • 今どんな準備をしていますか
  • どんな仕事に就きたいですか
  • なにか質問はありますか
  • etc

緊張していたため全部思い出すことができません。
でもそつなく自分の思いを話すことはできたと思います。

面接対策は特にすることはなく、普段からいろいろ考えていることを引き出しとして持っていたので、それを自分の言葉で伝えるようにしました。

これも30年の社会人経験があったからですね。

新卒にはない自分の強みを感じることができ、面接も悪くないな、なんて思ったくらいです。

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